はじめまして。
このページに来てくださってありがとうございます。
ツタエテガミプロジェクトです。
このプロジェクトは、被災地に住む方との文通を通じて一対一のこころの繋がりを作るきっかけになれば、と思い2011年6月より神戸で活動しはじめました。
被災地に住む方と個人同士で繋がることにより、長く寄り添える支援を目的としています。
*どうしてこのプロジェクトをはじめたのか
きっかけの一つ目は2011年6月に初めて東日本大震災の被害が甚大だった宮城県気仙沼市を訪れたときに文通がこころの支えになるということを同行の方から教えていただいたことです。
その方は1995年阪神大震災の頃より孤立した方の見回り相談などされていたNPOよろず相談室(2021年に解散)の牧先生という方でした。兵庫県神戸市は阪神大震災で大きな被害を受けており、その時から神戸の仮設住宅(のちに復興支援住宅になります)に住む方と香川県のある高校にあるお手紙支援の部活「とらすとK」に所属する生徒さんたちとを繋ぐ活動もされていました。
文通で繋がったご縁は高校を卒業してからも続き、震災から何年もたってもその繋がりは絶えることはないそうです。実際に会えなくても、遠く離れていても支えになることができるということを知りました。

↑写真は「とらすとK」の生徒さんが実際に書いたお手紙。高校生が書いたお手紙でとっても手作り感満載。
こころがこもっているのが伝わってきます。
そこでお手紙をやりとりすることがどれほど力を持っていて、支えになれることを知り、早速気仙沼から帰ってすぐに気仙沼の避難所にいる方にむけて何通かお手紙を書きました。(一度もお会いしたことのない方です)
実はその方とは今でも交流があり、実際に逢いに行ったりもしています。
きっかけの二つ目は代表の稲冨が小学校一年の時におきた阪神大震災の時に、新潟県のホームステイ先のお子さんとお手紙のやりとりをしたことです。
「こんなに遠くの知らない人がわたしのことを思ってくれているんだ」
と感動し、文通で生まれたこころの交流が本当に支えになったという体験もあり、離れた所からでも誰にでもできる支援のひとつである文通を広めていきたいと思い、この活動をはじめました。
*どんな活動をしているのか
みなさんにお手紙を書いてもらい、神戸で集めて、それを宮城県気仙沼市で復興やコミュニティー作りの活動をしている【ボランティアステーション㏌気仙沼】の方に託し、復興災害住宅に住んでいる方などにお渡ししています。1対1,個人と個人をつなぐということを目的に文通でつながるお手伝いを13年してきました。
私たち自身、気仙沼の方と文通を通じお知り合いがお友達に変わり、たとえ距離が離れていても長くご縁を繋ぐことができるということを実感しています。
その一方でこの13年の活動の中で常に人の気持ちも変化し続けていると感じました。2011年と2024年の現在では受け取る方も送る方も変わってきています。もし望まれていない支援の形だったら続けるのは違うんじゃないかと考える中で出た結論は
私たちが目指す活動の芯の部分は
「文通によってご縁を繋ぐこと」ではなく
「気仙沼の方達に長く寄り添い歩むこと」
だということがわかりました。
手を伸ばせば届くところにいつもツタエテガミがあって、必要とあらば繋がることもできる。逆に必要がないのに、こちらから無理に手を伸ばし文通や支援を押し付けるような形ではお手紙を受けとること自体しんどく感じる方もいると思います。
ツタエテガミプロジェクトが今大切にしたいことはお手紙を受け取った方に笑顔になってもらうこと。
今までのような文通目的ではなくなりますが、あなたを思っている人がここにも居るんだよということを伝えることができたらそれほど心強く思うことはないと思います。阪神大震災を経験した神戸の人たちは「忘れられることが一番こわいことだ」とおっしゃいます。
実際、東日本の震災が起こり10年以上が経ちましたが、ニュースでも現地がどういう状態か
報道される機会がどんどん減っています。震災を風化させないように、気仙沼をはじめとした被災地の現状を知って頂けるような情報も積極的に発信していきたい。
一人でも多くの方に気仙沼の現在を知って頂ければ幸いです。
みなさんの心のこもったお手紙あっての活動です。
もし興味をもたれた方は是非お手紙を書いてみてください。
震災から13年、これからも気仙沼の方に寄り添えるような活動に常に考えて変化していきますのでこれからもどうぞツタエテガミプロジェクトをよろしくお願いします。
2024年11月14日
ツタエテガミプロジェクト 稲冨歩美・早瀬友季子
